アメリカビザ解説
起業家のE2ビザ(その3)
(資本金20~30万ドル、従業員数名程度の規模のレストランを開業する場合)
前回取り上げた投資及び雇用はE2ビザの基本的な要件ですが、次の2点も抑えておく必要があります。
要件の三番目:相当な利益を確保できる事業計画を示す。
健全な経営で、アメリカ経済に貢献できる投資であることを説明
するために、売上、経費、利益、要員、販売促進策等をまとめた5か年計画を策定しました。読み手(審査官)にストレスを与えない簡潔なものを心がけました。E2(投資ビザ)の場合、見落としがちですが、特に小規模企業の申請に際しては大切な事項です。
要件の四番目:面接に備え、申請者(特に現法責任者である場合)は要件(1~3)について理解を深めておく。
申請書類に記載済みであっても、質問されることはめずらしくありません。特にDS156Eの内容は重要です。申請者には、この他にもDS160及びサポートレターの内容をよく理解し面接に臨んでもらいました。幸い、今回はさほど踏み込んだ質問はなく、一見無駄な労力を使ったようにも見えますが、再申請の困難さを思うと価値のある無駄と云えます。