アメリカビザ解説
起業家のE2ビザ(その1)
最近の事例を基に起業家のE2ビザについて考察してみたいと思います。
日本のメーカーが、現地生産のために1千万ドルを投資し、従業員100人を擁する子会社を米国に設立するとしたら、E2ビザ申請は、もう単なる事務処理手続きになります。誰が手続きをしても許可されるでしょう。多少手際が悪くても、時間が余分にかかる程度の支障で済みます。
ここでは、資本金20~30万ドル程度、従業員数名程度の規模のレストランを開業する場合、ビザ取得の可能性を高める方法について検証します。
在日東京大使館の求めるE2ビザの要件については、以下のサイトに日本語の説明があります。
http://cdn.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typee.asp
実際に審査する機関が求めているこの要件は、言うまでもなく非常に重要ですが、特に例として挙げたような起業家の申請に際しては、以下の事項を確実に押さえておく必要があります。
1.レストランを運営するために充分な投資を行う。
2.円滑なレストラン運営のための雇用を確保する。
3.相当な利益を確保できる事業計画を示す。
4.面接に備え、申請者(特に現法責任者である場合)は、
上記(1~3)について理解を深めておく。
各項目の内容については、(その2)で具体的に説明してみたいと思います。