アメリカビザ解説
ESTAが承認されなかった場合
ESTAが承認されなかった場合は、目的に応じてB1、B2等のビザを取得しなければなりません。
ビザ免除プログラムにより、渡米するつもりだったということは、渡航目的がB1・B2ビザの範囲内であるということを確認済みのはずですが、ビザ申請に際しては、良い機会と捉えて再度確認しましょう。
以下、大使館の資料です。
http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typeb1b2.asp#moreinfo
次に、当然ながら、不許可の理由を考えてみる必要があります。代表的なものは過去の不法行為です。うっかりしてオーバーステイしてしまった等の、比較的深刻ではなさそうな違反も原因になります。心当たりがある場合は、それを踏まえた準備が必要です。どのくらいの準備が必要かは、「違法行為の内容」、「あなたにとって渡米することの重要度」によって変わってきます。
例えば、「自動車を運転中、過失により事故を起こし、相手に軽傷を負わせたことがあるが、休暇旅行で、できればハワイに行ってみたい。」であれば、費用対効果の観点から、まとめて旅行社に頼むという選択もあると思います。その対極として「過去に逮捕歴があるが、商談のため、どうしてもアメリカに行かなければならない。」場合、移民法弁護士に相談すべきです。その場合、違法行為対応の専門家に依頼しなければなりません。
一方、どう考えても心当たりがない場合は、安心してビザを申請して下さい。「全く心当たりはないが、ESTAが許可されなかった」という場合、ビザを申請することにより、問題なく許可されているケースは少なくありません。ただし、この場合でもビザ取得には1か月程度を要しますので、余裕をもったESTA申請が肝要です。