アメリカビザ解説

 


ESTAとは?

ESTAとは「Electronic System for Travel Authorization」の略で「電子渡航認証システム」と訳されています。ビザ免除プログラムを利用して渡米(所謂ビザなし渡航)する場合に必要な認証を取得するシステムですが、転じて、認証そのものの名称として使われています。従って、ESTAはビザではありませんので、目的に適った有効なビザを持っている場合は必要ありません。

 

 

手続き方法
以下の国土安全保障省のサイトで比較的簡単に申請可能です。
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e2s1

 

以下は大使館による操作についての解説です。
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-esta2008.html

 

自身での手続きに不安がある場合は代行サービスを提供している会社がありますので、それを利用する方法もことも可能です。以下、参考として下さい。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n17598


取得するための主な要件は次のとおりです。
①ビザ免除プログラムが利用できること。
②パスポートが以下のいずれかであること(日本人の場合)。

 

   ・2006年10月26日以降に発行されている機械読取式パスポートは、

    e-パスポート(IC旅券)でなければなりません。

   ・2005年10月26日から2006年10月25日までに発行されている機械読取式

    パスポートは、写真付IDページにデジタル写真を搭載していること。

   ・2005年10月26日より前に発行されているパスポートは機械読取式

    パスポートであること。

 


ビザ免除プログラム
ESTAを理解するためには、ビザ免除プログラムについて理解しておく必要があります。以下は大使館の説明の抜粋です。

「ビザ免除プログラム(VWP)は、特定の国籍の方が米国に渡航する場合、有効なパスポート、往復または次の目的地までの航空券・乗船券を所持し、渡米目的が短期の商用や観光であれば、ビザなしで米国に90日以下の滞在が可能となるプログラムです」

では、この短期商用や観光とは何でしょう? 

大使館はさらに次のように説明を加えています。

 

  ・商用-取引先との会合、科学、教育、専門、ビジネス分野の会議への参加、

   財産の処理、契約交渉
  ・観光/旅行-旅行、休暇、娯楽、友人や親族の訪問、休養、治療、同窓会や

   社交、奉仕活動など、及び報酬を伴わない音楽やスポーツなどイベント

   或いはコンテストのアマチュア参加
  ・通過-米国を通過する

実はその範囲はさらに広く短期就労、短期研修等に従事することも認められています。


以下、ご参考まで。
http://travel.state.gov/visa/temp/without/without_1990.html#overview

 

ESTA申請に際しては、渡米の目的がビザ免除プログラム利用を認められる内容であることを確認しておくことが重要です。

 


 

 

アメリカビザ解説に戻る