アメリカビザ解説
過大評価されるBビザ
観光、短期商用等Bビザの範疇に入る目的で渡米する場合、日本人は一定の条件のもとで、ビザウエイバープログラム(ビザなし渡航)が利用できます。ところが「ビザなし渡航では心配なので、Bビザを申請したい。」と云う相談を受けることがよくありますが、Bビザ申請を希望される方の中には、その機能に過大な期待を寄せておられる方が少なくありません。残念ながらBビザも万能ではないのみならず、Bビザが可能にしてくれる活動は、原則ビザなしと同様なのです。
とは云え、ではどのような場合にBビザを申請すべきなのでしょうか。その代表的なものを以下のとおり整理してみました。
1.Bビザが必須のケース
①アメリカ滞在期間が90日を超える場合
②何らかの理由でビザウエイバープログラムが利用できない場合
2.Bビザ取得が望ましいケース
①渡米の頻度が多くなると想定される場合
②単なる商用等ではなく、Bビザで認められてはいるが、特殊な目的での
渡米である場合。(サービスエンジニア、研修等々)
但し、1.2.とも①については無制限に許される訳ではないことを理解しておく必要があります。