アメリカビザ解説
補足書類の信頼性の裏付け
ビザ申請に際し、国によっては提出書類の信頼性を担保するための裏付けを求められることがある。アメリカのビザ申請に際しても、各種補足書類の提出が必要であるが、その書類の信頼性の裏付けについてはどのように対応すべきだろうか。
結論から云うと、現行の審査に於いては、原則として特段の裏付けは不要である。具体例を見てみよう。
1.サポートレター
補足書類の代表格だが、会社の英文社箋を使い責任者の署名があれば有効である。署名者の認証を求める国もあるが、アメリカの場合は必要ない。
2.履歴書
通常の英文履歴書で有効である。
3.翻訳
翻訳業者を指定する国もあるが、各種推薦状、戸籍、登記簿、裁判記録等の翻訳に際して、アメリカは翻訳者の資格を問うていない。
このように補足書類の信頼性について、アメリカは極めておおらかであるが、申請に際しては、これに甘えることなく真摯な姿勢で準備に臨むことが重要である。
関連記事:工房閑話「今国会の教訓」
2017年6月19日