工房閑話

 

 

 

大規模修繕

 

 集合住宅に於いて大規模修繕は避けて通れない。前回は何年前だったか定かには思い出せないが、今回ほど長きに渡り忍耐を強いられた記憶は無い。6か月に及ぶ工期予定に唖然としたが、先日100日間延長を伝える張り紙が、何らの説明もないまま無造作に掲示されていた。

 

 昨日、石破氏が自民党新総裁に選出された。実に5度目の挑戦の末、決選投票に於いて大方の予想を裏切って逆転勝利を手にした。一夜明けてこの結果について、評論家の分析・解説が飛び交っているが、政権党の10年に渡る「我が国民は組みし易い」と云う確信が、裏金問題を契機に揺らぎ始めた証しだろう。派閥の抑えが効かなくなり、予測困難な選挙戦と云われたが、「虫が好かないが、怒れる国民をなだめ自身の地位を守るためにはいたしかたない」と云う自民党議員の苦渋の決断にも見える。さらに、「日本のルペンとも例えられそうな対立候補に、日本を託す危うさを感じる。」という議員として大切な感覚もいくばくかは働いたと思いたい。

 

 さて大規模修繕であるが、管理組合に苦情が殺到している。さりながら、当番制の管理組合理事に諸事白紙委任している以上、当たり外れは自明の理。責任を追及するのもせん無いことである。適切な管理を望むなら、区分所有者は相応の時間・労力を投資しなければならない。このことを痛感した。

 

 

 

                            2024年9月28日

 

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