工房閑話

 

 

公文書改竄

 

消化不良のまま収束してしまうのかと危ぶまれた森友問題だが、ここに至って公文書改竄という、前代未聞のスキャンダルが焙り出されてきた。「天網恢恢疎にして漏らさず」とはこのことだろうか。司法には威信にかけて、一連の出来事の法的な責任を明らかにしてもらいたい。一方政府は、失墜した信頼回復のため、潔白を証明する責任を負っている。国民に納得のいく説明をしなければならない。

 

アメリカのビザ申請に於ける犯罪歴の評価について、「Moral Turpitudeを含む犯罪歴がある場合、ビザは許可されない」と言う規定があり、Moral Turpitudeは「不道徳行為」などと訳される。その定義は漠然としており、審査官の判断に負うところが極めて大きいが、公文書改竄にビザは期待できない。

 

 

2018年3月23日

                        

 

           

 

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