アメリカビザ解説


起業家のE2ビザ(その2)

(資本金20~30万ドル、従業員数名程度の規模のレストランを開業する場合)

 


要件の一番目:充分な投資


 まず、投資は米国外の原資でなくてはなりません。親会社(あるいは出資者)か
らの送金が必要です。
 ただし、この資金を銀行口座に蓄えておくだけではEビザで云う投資とはみなされません。リスクある投資が必要です。ではリスクある投資とは何でしょうか。代表選手の一つが不動産です。土地・建物を購入してしまうと、そう簡単には撤退できず、リスクある投資になります。ただ、小規模なレストランを起業する場合に土地・建物を購入することは現実的ではありませんので、店舗・オフィスのノンリファンダブルのデポジット、店舗・オフィスの内装工事費、調理関連器具購入費、オフィス什器購入費、食材等在庫購入費、社用車等購入費等をリスクある投資の証明に充てます。

 

 

 

要件の二番目:雇用


 雇用も重要な要素です。レストランを運営するために必要な従業員を確保しておく必要があります。

 

 

 

 上記の二つの要件は、ビザの発給が確約されていない段階で実行しにくい性格
のものですが、Eビザ申請に際して避けては通れない最重要事項です。 

 

 

                              2019年2月21日


 

 

 

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